TOEICって海外でも受けられるの?
受験方法や難易度は違うのかな?
2020年と2021年に1回ずつ、アメリカで「TOEIC」の受験をしました。
日本での受験時との違いについてまとめようと思います。
日本とアメリカでTOEIC受験の違い
受験時の雰囲気を比較すると、アメリカの方がカジュアルです。
私のアメリカの受験会場では、以下の通りでした。
- 会場内での飲水可
- ティッシュを袋のまま持ち込み可能
- ペンケースを出していても注意されず
- スマートウォッチをしていないかの確認無し
- リスニング中の先読みも可能
しかし、カンニングを疑われて失格になることは、誰しも避けたいはずです。
日本基準での対策
- ペンケースは机上に置かない
- スマートウォッチを使用しない
- 先読みしない
- 分からないことは係員に聞く
をおすすめします。(自己責任でお願いします)
アメリカ受験のメリット
結果発表が早い
アメリカ受験では、約7-10日程度で届きます。(居住地によります)
※日本受験では、約1か月かかります。
しかし、悪名高いアメリカの郵便。
2020年受験時は、折れ曲がって届きました…。
きれいな証明書が欲しい人は、日本での受験をおすすめします。
申し込みがギリギリまでできる
アメリカでは、受験日の1週間前の木曜日まで申し込みができます。
例)受験日が11/13(土)の場合、11/4(木)の17:00まで申し込みができます。
※日本受験では、約2カ月前までに申し込む必要があります。
会場が混まない
日本での受験時は、以下のストレスがありました。
- トイレをするために並ぶ
- エレベーターに乗るために並ぶ
- 会場がいくつもあって迷う
- 駅から会場まで遠い
アメリカでの受験では、以下の様に快適でした。
- トイレは並ばずすぐ使える
- 試験会場が少ないため迷いにくい
- 車移動が基本なので、移動が楽
意外に困ったのは、建物の入り口が見つからないことでした。
ドアはたくさんあるのに、全てに鍵がかかってる…
偶然居合わせた日本人3人で、
鍵が開いてるドアを探したのは良い思い出です。笑
アメリカ受験時のデメリット
名前やアンケート欄の記入方法が分かりにくい
日本と同様に名前やアンケートを記入します。
しかし、もちろん説明は全て英語です。
特に分かりにくかったことは、以下の通りです。
- 国コードと言語コードは違う数字
- 受験地の記入方法が分からない
2020年度は記入例が壁に貼ってあるだけだったため、分かりにくかったです。
2021年度は記入例が紙で配布されるようになりました。
私は、どうしても理解できなかったため、
試験官に質問しに行きました。
恥ずかしかったですが、
記入内容を間違えて失格になるよりは良いです。
早めに着いておくことをおすすめします!!
音声が聞こえにくい
2021年度は問題なく受験できましたが、2020年度は問題発生!!
リスニング試験中に無関係の館内放送が流れ、リスニングが中断しました。
- リスニング開始
- 館内放送が流れて、リスニング試験は中断
- 中断されたところからリスニングを再開
- 再度館内放送が流れる
しかし、遮られた部分はPart3-4の問題文の部分だったため、
そのまま続行
リスニング試験が中断した時の指示はなく、試験終了時間も変更がありませんでした。
結果的に、トラブル対応分の時間が短くなってしまいました!
日本であれば何かしら対応があったと思います。
開催されていない州もある
アメリカでは、TOEICはマイナーな試験であり、開催されていない州もあります。
現在(2021年)は、全50州のうち26州しか開催されていないようです。
地方在住者は、前泊が必要な場合もあります。
私も地方在住だったため、
片道2時間かけて受験しに行きました。
しかし、アメリカは真っすぐの道が多いため、
片道2時間はご近所さんの感覚でした。
アメリカ受験時の様子
受験者の様子
全体で20人程度が受験し、机は写真の様に3人で円卓をシェアしました。
(受験者同士の距離はもう少し遠かったです)
受験者のほとんどが日本人で、年齢層は30-40代の人が多かったです。
私は1人で受験しましたが、他の人はどうやら知り合いの様子。
予想ですが、同じ会社に勤務されてるようでした。
マークシートは縦向き
日本では、写真の様に横向きにマークしますが、
アメリカのマークシートは縦向きです。
試験内容
試験内容は日本と同じです。
しかし、個人的にはアメリカ受験の方が30点高かったです。
30点程度であれば誤差かもしれません。
受験地の違いというよりは、
テストごとの難易度の差が表れただけかも。
【海外でTOEIC受験2021】アメリカで受けるメリット・デメリットは? まとめ
日本受験とアメリカ受験はそれぞれにメリット・デメリットがありますが、
私はアメリカ受験の方がルールが厳しくないためおすすめです。
また、受験者同士の雰囲気も殺伐としていませんでした。
(日本だと、リスニング試験中に咳が出たらどうしよう…など周囲の目がすごく気になりました)
今後の参考になれば幸いです。
※2020年,2021年受験時の様子を、2021年5月24日にまとめなおしました。